『シナリオの基礎技術』の個人的まとめ
まのけいです。
今回は『シナリオの基礎技術』を今更ながら購入したので、自分なりに大事だと思ったポイントをまとめていきたいと思います。
心構え的なところ
- どんな場所でも、日常生活で起きた出来事を柱→舞台設定→動作→台詞の順にスケッチする訓練ができる。
- 小説と脚本は違う
「恋を打ち明けたいと思って迷った」を映像としてどう描くかを考える。例えサイレントでも伝える事はできる。
執筆始める前段階について
- テーマ(何を言いたいか)が必要
- テーマをそのまま書いたら論文。感動させるために、モチーフによってテーマを感情化する
- テーマにぴったりのモチーフを見つける。
- テーマとモチーフを決めたら、もっと具体的な素材を考え始める
- テーマから始めない執筆法もある
起承転結の考え方
- 起 情勢・場所・人物(天地人)を紹介する。
- 承 全体の80%~90%を占める。実際にドラマが進行していく。
- 転 テーマを感じさせるポイント。
- 結 テーマの定着と余韻をもたせる。
執筆にあたって
- リトマス法
ある状態の人物に、他の人物・事件・台詞・小道具・事情等を投げ込み、それに対するリアクションを描写する事で、その人物の心理や感情を描くことができる。 - クライマックスで説明や議論をしない。それらは理性に訴えかけるもので感情には訴えかけないから。
描写について
『的確な描写』へのステップ
- 意思を伝達する術を身につける
①原稿用紙へ、自分が思ったように書けるかどうか。
②原稿用紙に目を通して読んで、自分の思った事が的確に伝わるかどうか。
③声に出して読んで、自分の思ったことが伝わるかどうか。 いい脚本を書く術を身につける
①正しく感情が伝わるようなリアクションを書けるか
②きちんと的確に強調できるか
③的確に魅力を表現できるか
④的確な構成を選択できるか原則として、そこで発生するドラマに必要なものだけ描く
- 情景にもテーマがある。なぜその情景でなければいけないか、という理由がわかるようにする。
- 『男が失恋のやるせない気持ちで石を蹴る』は可能だが、映像的には単に「石を蹴る男」でしかなく、的確でない。
まとめ
やることがいっぱいある。手を動かさなければ…。
次回
先を読み次第追記ししていく予定ですが、今日はもうお腹いっぱいなので終わりにします。 次回は今回学んだことを踏まえて『恋愛ラボ』第一話の脚本化をやってみたいと思います。